小学生の英検にはどんな種類がある?英検Jr.では具体的に
どんな問題が出る?
小学生が受検して多数合格もしている英検5級でも、中学初級レベルとされ、リスニングの他にスピーキングの試験があるなど、ちょっとハードルが高い印象がありますね。その点、英検Jr.は小学校の外国語活動の内容にジャストフィット。試験もリスニングだけで、問題を聞いて解答用紙に〇をつけるだけなので、気軽に受けることができそうですね。実際の問題を見ていきましょう。

小学校低学年を想定ブロンズ
英語の音やリズムに慣れ親しむ。
初歩的なコミュニケーションに必要な語句や簡単な表現を聞き、理解する。
- 語句
- 定型表現や基本文中の名詞、形容詞、動詞の聞きとり
- 会話
- あいさつや、動詞を含んだ初歩的な会話(1往復)の聞きとり
- 文章
- 簡単で短い文章(1〜3文)の聞きとり
日常生活(家庭・学校など)での身近なできごと、家族・友人・先生との交流、朝起きてから寝るまでにすること、 毎日の生活に欠かせないこと、児童の関心のあることなどを扱います。
主な言語材料 語彙分野としては食べ物、動物、色、時や天候、数、体の部分、乗り物、日常生活の基本的な動作などを扱います。ことばのはたらきでは、物事の確認、紹介、同意、あいさつ、好き嫌い、感謝、依頼などとなっています。

小学校中学年を想定シルバー
日常生活での身近な事柄に関する簡単な語句や表現を聞き、理解する。
それに対して簡単に応答する。
- 語句
- 定型表現や基本文中の基本的な前置詞の聞きとり、いろいろな文の中の名詞、形容詞、動詞の聞きとり、カテゴリー別複数単語の聞きとり
- 会話
- 話しかけに対する応答選択や簡単で短い会話(2〜3往復)の聞きとり
- 文章
- 簡単で短い文章(2〜3文)の聞きとり、否定文や疑問文の聞きとりと応答
- 文字
- アルファベットと音声の結びつきの認識、簡単で短い単語の認識
身近な社会生活(近隣地域)でのできごと、初めて会う人や外国人との交流、学校で習うことや課外活動、児童の生活での一般的な知識などを扱います。語彙分野としては、趣味、スポーツ、余暇、店や公共施設、学校施設や学用品、行事やクラブ活動、近隣にあるもの、ものの性質や状態に関することば、遊びに関する動作など。ことばのはたらきでは、願望、義務、意志、選択、感情、提案、電話での応答など日常生活(家庭・学校など)での身近なできごとです。

小学校高学年を想定ゴールド
日常生活での身近な事柄に関する語句や表現を聞き、理解する。
また、それに対して質問したり応答したりする。
- 語句
- いろいろな文の中での語句の聞きとり
- 会話
- 簡単でまとまった会話(3往復以上)の聞きとり
- 文章
- つながりのある複数の文(3文以上)の聞きとり、5W1Hによる疑問文の応答、質問文の投げかけ
- 文字
- 基本的な語句や簡単で短い文の認識
日本や外国の身近な話題・行事・文化、海外旅行、身近な社会活動、ボランティアなどの活動、 夢や将来のこと、物語や架空のことなどを扱います。語彙分野としては程度や数量に関することば、職業、海外の生活や旅行先で必要なもの、自然環境、身近な社会生活に関するもの、日本や外国の文化に関するものなど。ことばのはたらきとしては、個人的印象、例示、自分の考え・見込み、意見の交換などとなっています。
どれから受けたらいい?
中学受験を考えるなら「英検5級」からスタート!
「英検3級」を取れば入試に大きなアドバンテージが。
たくさんあって、どれから受けたらいいか分からない! と思ってしまいますね。お子さまの肩慣らしなら「英検Jr.」のブロンズから。でも、英検Jr.は「資格を取った」と言えるものではなく、あくまでお試しのようなもの。のちに中学受験を考えているご家庭であれば、やはり合否判定がある「英検5級」に挑戦するのがおすすめです! また、英検3級を取得していれば、中学受験時に直接のアドバンテージを発揮するでしょう。
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